JAいぶすき観葉植物部会
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指宿紹介

5.将来の指宿の温泉利用

温泉熱は泉温より10~20℃は道路融雪、80~100℃は熱交換(吸収式)による冷房、100℃以上の高温は染色、湯の花製造等各様に利用されている27)。熱交換用および栽培施設利用の温泉は汚染することなく廃湯しており、地下還元することにより温泉源の水源確保は永続的に可能となる。家庭特に浴場利用の湯は高温で排湯しており、浄化槽バクテリア繁殖を抑制している。

指宿温泉地から排出されている温泉量は2,197t・hr-1、温泉からの利用温度差(給湯温度-排湯温度)を20℃とすると43,958千kcal・hr-1、30℃とすると65,938千kcal・hr-1で、ハウスの外気温と10℃差に保つとして、それぞれ約33ha、49haを保温できる量である。河川に排出されている温泉の熱交換熱はクリーンな熱源として利用性が期待できる。

こ のクリーンエネルギーを園芸作物生産に利用可能なことは気候的に温暖な指宿は天恵の地である。栽培施設の環境および生産技術の改善には限界はなく、指宿の 食料および観葉植物生産の将来は桃源郷への道である。地域環境に溺れず、人々の消費の方向を先取りする努力が望まれて止まない。